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Wasabi 1.0.0 アップグレードに伴い、Bitcoin サイドチェーンRSK はBeta から脱却します

ジブラルタル — 2019年8月1日

リリースはパフォーマンス、相互運用性、ストレージおよびセキュリティに顕著な改善をもたらし、RSK の安全でスケーラブルなブロックチェーン・ソリューション大規模採用の礎を築きます。

RSK テクノロジー・スタックおよびRIF エクスチェンジ・エコシステムを擁する組織であるIOV Labs は本日、ノード・アップグレードのWasabi 1.0.0 がRSK インフラストラクチャ内で実行され、正式にプラットフォームがベータから脱却することになると発表しました。アップグレードにはいくつかの改良が組み込まれており、例えば、Unitrie およびArmadillo、Virtual Machine オペコード、トランザクション・トレーシング手法、新たなRSK ネイティブ・コントラクトの導入が挙げられます。

IOV Labs のCEO にしてRSK Labs の共同設立者であるDiego Zaldivar はリリースについて次のように話しています:
「Wasabi のおかげで、当社は見事ベータから脱却して安定した製品へと進展を遂げてBitcoin とRSK のシームレスな統合を成就し、持続可能なスケーラビリティ・ロードマップの土台を構築できるようになりました」。

アップグレードのハイライトはRSK のユニークなスケーリング・ソリューションの Unitrieであり、これは、RSK のブロックチェーン内部のデータ構造の進化で、必要なストレージを縮減し、さらなるスケーラビリティを可能にします。

リリースのもう1つの重大な特長というのは、追加のVM オペコードによるEthereum との互換性向上、とりわけ、CREATE2 のオフチェーンのビジネス・ロジック認証であり、ネイティブ・コントラクトの導入に伴い、スマート・コントラクトによるBitcoin トランザクション確認の認証が可能となり、RSK とBitcoin ブロックチェーンがいっそうシームレスに統合するようになります。双方のアップデートとも、相互運用型のブロックチェーン・エコシステムの実現というRSK のビジョンに適合します。

アップグレードにより、RSK の革新的な二重支払保護プログラムのAmadillo の最初のフェーズが展開されますが、このプログラムはRSK のマージマイニング・モデルのセキュリティを駆使してあからさまな攻撃から保護し、遮蔽された攻撃について大々的にインセンティブ解除します。

また、ノードは実行にあたって従来ほどストレージを必要としないため、ネットワーク上のマージマイニング対象のすでに魅力的なインセンティブをさらに向上します。

RSK の最高技術責任者のAdrian Eidelman が次のように話します:「Wasabi リリース1.0.0 はRSK Smart Contracts にとっての大きな前進で、プラットフォーム採用を加速化させるうえで不可欠のストレージ、スケーラビリティ、セキュリティ、相互運用性という重要領域における改善に取り組みます」

RSK チームは、ネットワーク上の全てのクリティカル・ノード - マイニング・プール、エクスチェンジ、ウォレットを含む - が問題なくアップグレードされたことを報告しています。Wasabi 1.0.0 は従来バージョンとは互換していないことから、チームはクライアント・ノードの実行を行う人に対し、Github レポジトリ にアクセスしてアップグレードを完了するよう促しています。

RSK は2月にBitcoin ネットワークのハッシュ・パワーの45% を凌駕して以来、「世界で最も信頼の置けるSmart Contract プラットフォーム」の称号を維持してきました。 RSKは、ツーウェイ 1:1 ビットコイン・ペグによって強化された、スマート・コントラクトの能力をビットコイン・ブロックチェーンに追加します。

IOV Labs は最近、サンフランシスコにInnovation Studio をオープンさせました。技術、コミュニティ構築および教育リソースを提供するInnovation Studio のミッションは、デベロッパーやスタートアップが分散型金融エコシステムにおいて競合および革新を果たすよう積極的に促すことです。Innovation 技術チームは現状、非ブロックチェーン・デベロッパー向けに使い勝手に優れたDeFi ソフトウェア環境を構築することに取り組んでいます。

Wasabi アップグレードの詳細:

IOV Labs のCEO を務めるDiego Gutierrez Zaldivar および同社のCTO 兼RSK Smart Contracts リードのAdrian Eidelman がインタビューに応じます。

IOV Labs 概要

IOV Labs は、世界規模での金融包摂を可能にし、この最新技術と大規模採用の間のギャップを埋める、新たなブロックチェーン・ベースの金融システムに必要なプラットフォームの開発に焦点を当てた、目的志向の組織です。I

そして、現在、最も名高いRSK Smart Contract Network およびRIF OS プラットフォームの実装に着手しています。

Bitcoin の総ハッシュレートのマージマイニングが30% を超えるRSK Network は世界で最も安全なSmart Contract プラットフォームです。

RIF OS プロコトルは一連のオープンかつ分散型のインフラストラクチャ・プロトコルであり、これは、Bitcoin とRSK の大規模採用を可能にする、統合環境における分散アプリケーション(dApps)のよりスピーディで容易かつスケーラブルな開発を実現します。 RIF OS プロトコルにはRIF Directrory(ネーミング・サービス・プロトコル)、RIF Payments(チェーンを使用しない支払プロトコル)、RIF Storage(データストレージおよびストリーミング・プロトコル)、RIF Communications(安全なルーティング、セッション、暗号化通信プロトコル)およびRIF Gateways(クロスチェーン転送とoracling サービスを含む相互運用性プロトコル)があります。

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